11月10日　大泉地区区民館にてレッスンをしました

11月10日、ご無沙汰致しました。

 急に寒さが芯まで届き、うっかり半袖の方もいる中、朝晩の冷え込みは冬そのものです。

 皆様、体調など崩されていないでしょうか？

 本日レッスンを致しました。

 本日は、前回エプロンさんで演じさせて頂いた台本を、シチュエーションを変えて演じてみました。   

 例えば、同じ台本でも、いる場所が「自分の部屋」か「ジャングル」か、で、

 動きから台詞の言い方とすべて変わってきます。

 お芝居は、指導者や演出家・監督が、一挙手一投足すべてを指示するように

 みえるかも知れませんが、スタンスは逆の考えがほとんどで、

 「このシチュエーションの場合、自分の役なら、どうやって立ち、

 何を感じながら、どんな思いで台詞を言うのか。」 などを

 たくさん考えておき、引き出しを持ち、演じ切ることが役者の仕事。

 １人１人環境や個性が違うように、お芝居も唯一無二。

 それこそが役者自身の魅力に、才能になります。

 その中から、どのお芝居がベストか、を演出家さんや監督が選んでくれたり、

 もうちょっとこうした方がより良い！などと指示してくださいます。

 また、これとは別で、演出家さん・監督さんが総てを指示してくださる時もあり、

 これを全うすることもまたとても難しくあります。。

 2次元の紙の上の文字のつながりに、どれだけ分厚い命を吹き込めるか。

 自分の元に来た役が、どれだけ愛され、共感され、記憶にしまって貰えるか。

 ただただそれに向かって、思考を繰り返し、これまでの自分の命を役に受け渡す。

 単純に、苦しんで苦しみ抜いた役者に、見て下さる方のベクトルの矢の先が多く刺さります。

 そして、これが演じることの魅力になり、ハマってしまうのです。

 なんと！横道にそれたうえ、真面目過ぎてつまらない文章になりました。

 話しを戻します。

 シチュエーションを変えて同じ台本を演じる 事は、

「演じ分け」や「引き出しの持ち方」の勉強としてとても有効です。

 時間はかかりますが、どのシチュエーションも「もう飽きた！」 という程やると、

 演者も意識できるほど成長します。

さっそく子どもたちは、 これまでと全く違う新しいシチュエーションでも、

ものともせず、アドリブまで1回目から見事に魅せてくれました。

 大人も必至で耐え抜いておりました。 

 あっという間の3時間半、まだまだこれから伸びしろばかり。

 楽しみでしかありません！

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